学科紹介

特長・カリキュラム

介護福祉科

介護のよろこびを知る介護福祉士を育てています。

介護福祉科では、介護福祉士(国家資格)取得に向けたシンプルなカリキュラムを構成し、現場のニーズに対応した知識と技術の習得を目的としています。
学生一人ひとりの理解度や精神的な変化・成長までしっかりサポート。
ともに学ぶ仲間と熱心な教員、頼りがいのある先輩・後輩といったここでの出会いを大切にしながら、介護を必要とされる方々に寄り添える介護福祉士を育成します。

2年生・男女
定員40

カリキュラムの特徴

真の現場対応力を磨くカリキュラム

介護の現場を知る教員が、専門知識と技術の基礎はもちろん、近年ニーズの高い介護予防までを視野に入れたカリキュラムを設定しています。
「介護」「人間と社会」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」の4つの分野をバランス良く学びます。

この4つを基本に、教員全員で何度も話し合ってカリキュラムを構成しています。

主な学習内容

人間と社会 人間の尊厳と自立/人間関係とコミュニケーション/生活と福祉/社会保障制度の理解/情報処理
地域福祉実践論/手話
介護 介護の基本/介護のコミュニケーション/生活の快支援論/生活支援技術/介護過程の基礎/
介護過程の実践/介護過程とチームアプローチ/介護総合演習/介護実習
こころとからだのしくみ 発達と老化の理解/認知症の理解/障害の理解/こころとからだのしくみ
医療的ケア 医療的ケアⅠ/Ⅱ/Ⅲ

ICT×介護福祉士

事務作業の効率化、スムーズな情報共有や伝達、蓄積されたデータを分析しサービスの質向上など、これからの介護福祉士にはICTはとても重要です。実際に器機を触れながら学習を深めていきます。

カリキュラム内容

1年次 介護福祉の基本を身につける 【合計1032時間】

介護老人福祉施設・介護老人保健施設・障害者支援施設の利用者、また地域密着型サービスを利用して地域で暮らす利用者と出会い、制度やサービス展開を学び、基礎介護技術を実践します。

人間の尊厳と自立
「人の尊厳」「自立・自律」をどう支援できるか、援助の長い歴史を踏まえ、これからの介護のあり方を探求します。
人間関係と
コミュニケーション
介護実践のために必要な「気づき」「共感」など、情報伝達や積極的にコミュニケーションできる力を養います。
生活と福祉
現代社会の生活に深く関わる福祉制度や人と社会の助け合い、社会保障の制度やしくみを学びます。
社会保障制度の理解
「介護保険制度」「障害者総合支援制度」について、必要な基礎知識を身につけます。
地域福祉実践論
様々な分野で活躍する地域のリーダーが講師となってボランティア活動の意義と役割について学びます。
介護の基本Ⅰ
長寿社会の介護問題をしっかりと理解し、介護福祉士としての姿勢や基礎知識を習得。生きる意欲を引き出す生活や人間関係のかたちを学びます。
生活の快支援論
(介護の基本Ⅲ)
介護・支援が必要な人に「生活の快さ」を提供する介護福祉士の役割や、支援計画の作り方を学びます。
介護のコミュニケーションⅠ
人は人としてどう対応してほしいのか?人間の尊厳と自立・自律を支える介護場面でのコミュニケーション力を鍛えます。
生活支援技術 ⅠⅡⅢ
高齢者・障がい者の多様性を理解し、支援の場でのニーズの見つけ方や連携・恊働など、生活支援技術の知識と実践力を習得します。
介護過程の基礎
「よりよい生活」を支える介護のために、学んだ知識や技術をどう生かすか。自分自身で考え、解決につなげる力を養います。
介護総合演習ⅠⅡ
実習前の技術・知識の準備、施設などのオリエンテーション。施設概要や利用者の生活像を理解し、目標と課題を明らかにします。
介護実習Ⅰ-①・Ⅰ-②
コミュニケーションや生活支援の実践を目的に、通所事業所や地域密着型サービス、障害者施設で1~1.5週間実習。毎日の学びをレポートにします。
発達と老化の理解Ⅰ
誕生から死にいたるまでの心身の発達、老化に伴う変化と日常生活への影響を学び、高齢者とのかかわり方を考えます。
発達と老化の理解Ⅱ
老化に伴う機能低下や、高齢者に多い病気とその現れ方について知識を深め、生活支援で活かせるようにします。
こころとからだのしくみⅠⅡ
人体と心の仕組みについて学び、介護される側の状態から必要な支援方法を導きながら尊厳を大切にできる力を育みます。
認知症の理解Ⅰ
認知症の原因となる主な病気や、症状の特徴を学び、個々に合ったケアを提供できる知識を習得します。
医療的ケアⅠ
喀痰吸引・経管栄養についての基礎的な知識を学びます。
 

2年次 介護福祉の専門性をさらに磨く 【合計864時間】

介護老人福祉施設・介護老人保健施設・障害者支援施設で実際に利用者を担当し、個別援助計画を立て実践。振り返りを行い、連携やチームケアのあり方も学びながら介護過程の展開を体験します。

情報処理
ワード・エクセルその他、基本のパソコン操作を学び、レポート作成や行事案内、介護記録などの作成に役立てます。
介護の基本Ⅱ
「尊厳の保持」「自立支援」という考え方を理解し、生活環境、暮らしの実際から、介護の安全やチームケアなどの知識を深めます。
介護のコミュニケーションⅡ
感覚機能、運動機能、認知知覚機能が低下している利用者の状態を理解し、コミュニケーションとチームコミュニケーションをそれぞれ学びます。
生活支援技術ⅢⅣ
介護を必要とする人がどんな状態であっても、尊厳を保ちながらその人らしく生きられるよう、あらゆる介護場面での知識・技術・態度を習得します。
総合介護福祉論
2年間の総まとめとして介護過程の展開を通して身体的・心理的・社会的支援の実践ができる力を育てます。
介護過程の実践Ⅰ
利用者の生活の質の向上へ、必要な介護のあり方を個別に考察。計画・実施・評価の流れを演習を通して学びます。
介護過程とチームアプローチ
実習Ⅱを振り返り、介護過程とケアプラン・ケアマネジメントの関連性を学び、地域の生活支援の全体像と課題を掴みます。
介護総合演習ⅢⅣ
個別ケアの計画-実習後の評価-修正という介護過程の展開への理解を深めます。実践と評価を通じ、専門職としての自覚を強めます。
介護実習Ⅰ-③
介護実習Ⅱに向け、情報収集やアセスメントなど、介護計画立案に必要な理解を深めます。
介護実習Ⅱ
1人の利用者の担当として、4.5週間支援を通じて、実践的に介護計画の立案から実施までの過程を学びます。実習後は報告会で理解を深めます。
認知症の理解Ⅱ
地域のサポート体制や家族への支援、また認知症の人の実践的な支援方法を学びます。
障害の理解Ⅲ
心理や身体機能の基礎知識を習得。個人への理解を深め、家族を含めた日常の環境にも配慮できる介護の視点が得られます。
こころとからだのしくみⅢ
誕生から死にいたるまでの心身の発達、老化に伴う変化と日常生活への影響を学び、高齢者とのかかわり方を考えます。
レクリエーション実技
プログラムのアレンジや新規開発など、福祉レクリエーションに主体的にかかわる力を育てます。
手話
人体と心の仕組みについて学び、介護される側の状態から必要な支援方法を導きながら尊厳を大切にできる力を育みます。
医療的ケアⅡ Ⅲ
認知症の原因となる主な病気や、症状の特徴を学び、個々に合ったケアを提供できる知識を習得します。
 
 

時間割例【1年生(前期)】

1限
9:40~11:10
生活の快支援論 発達と老化の理解Ⅰ 生活支援技術Ⅱ 生活支援技術Ⅲ こころとからだのしくみⅡ
2限
11:20~12:50
介護過程の基礎 こころとからだのしくみⅠ 生活支援技術Ⅱ 生活支援技術Ⅲ 介護の基本Ⅰ
3限
13:40~15:10
人間関係とコミュニケーション 介護総合演習Ⅰ 生活支援技術Ⅰ 地域福祉実践論 人間の尊厳と自立
4限
15:20~16:50
社会保障制度の理解 生活と福祉 認知症の理解Ⅰ

当校で取得できる資格

国家資格である介護福祉士の受験資格を取得できます。 介護福祉士(国家試験受験資格)

介護福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」で位置づけられた、社会福祉業務に携わる人の国家資格です。専門知識と技術をもって、身体的・精神的な障害や、日常生活を営む上での問題を抱える人々の生活の援助を行い、また介護者への介護の指導、助言を行う専門職であり、将来的には医療、教育、産業など幅広い分野での活躍が期待されています。

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